[2ROM2100] 積みサイクルバンギランド【瞬間1位】
はじめまして、がちゃぼんと申します。
この記事はSMのS5で使用した構築の記事になります。
ここから下、常体になります。
[採用理由]
構築を考えるとき、これまではメガ枠から決めてそこから周りを埋めていくという順番であったが、現在の7世代環境ではZ枠のほうが試合を決める力があるように感じZ枠から採用を始めた。
軸となるZに求める性能として
①タイプ一致高火力技
②積み技による数値受け破壊
③身代わりによるz択の回避
この3つを満たすポケモンとして今回は地面Zランドロスを採用した。
環境に比較的多くいる飛行Zでは技構成が空を飛ぶ、地震、岩石封じ、剣舞となり身代わりが入ってこなため地面Zを優先した。
次に相性保管が良くランドロスの苦手な飛行タイプを起点にしていけるメガバンギラスを採用し積みサイクルの形ができた。
上記二体で厳しいカミツルギやメタグロスを上から殴れて、鬼火やトリックで起点作りもこなせるスカーフヒートロトム。
高火力の水タイプに滅法強く、下からの胞子と再生力でサイクル戦にも強く出れるモロバレル。
ここまでで重いバシャーモに滅法強く後続にも負荷をかけれる鉢巻きマリルリ。
最後にメガバンギラスの苦手なミミッキュやガッサ入りの対面構築に強く出れるメガメタグロスを採用。
[個別紹介]
陽気
175(0)-216(252)-171(4)-x-140(0)-135(252)
特に調整はないASメガバンギ。タイプ一致のメインウェポンであるストーンエッジ。環境に多いランドロス、ボーマンダに対して安定した打点となる冷凍パンチまでは確定。最後の1ウェポンはナットレイやカミツルギにも強くなる炎のパンチと悩んだが非接触で威力100の優秀さを評価し地震にした。かみ砕くが欲しくなるのは主にメタグロス相手の時のみで優先度は低い。
技の威力、命中率などから抜き性能が突出しているわけではないが、砂嵐も含めて耐久値が非常に高いため、大概の攻撃を耐えるので起点にできる範囲は広く、出すたびに何かしらの仕事はしてくれた。
ランドロス@地面Z
意地 193(228)-201(140)-111(4)-x-104(28)-125(116)
地震 撃ち落とす 身代わり 剣舞
A +2地面Z でHBカバルドン確定一発のライン
HB 無振りエアームドのドリルくちばしを身代わりが高乱耐え
無補正A252ランドの岩石封じを身代わりが確定耐え
A-1補正有ガルーラの猫れんち確定耐え
HD 無振りポリゴン2の冷凍ビームが乱数一発6.3%
S 最速テッカグヤ抜き抜き
構築唯一のZ枠にして構築の軸。飛行Zでは倒せないエアームドやテッカグヤを誘って倒すことができる。Sを削り耐久に多く回したのは受けまわし主軸や受けループのパーティーに強くするため。そのおかげでそれらのパーティーには必ず選出し9割以上の勝率を誇る。
やはり身代わりという技は強く、低速の毒毒や宿木の種をすかせたり、氷の牙、吹き飛ばしがないカバルドンやグライオンは有効打がなくそのまま降参をもらう試合も多くあった。
難点としては撃ち落とすの火力が無いので二体以上浮いているポケモンを選出されると回されるだけで苦しい展開になる。
このポケモン一体で試合を決める力が有り、この構築のMVPである。
ヒートロトム@拘りスカーフ
控え目
143(140)-x-127(0)-154(116)-127(0)-138(252)
オーバーヒート ボルチェン 鬼火 トリック
H 補正有り霊獣ボルトロスの気合玉Z6.3%の乱数一発
C H175メガメタグロスまでオーバーヒートで確定一発
S 135族抜き
パーティーの潤滑油的な役割。主にメガメタグロスやカミツルギの対策でトリック、鬼火で強引に起点を作っていく。
控え目ではあるが火力はなく起点になりやすいポケモンであり、Z、メガ石とトリックが決まらない相手も多いので相手の選出3体がわかるまではボルチェンを押すことを意識していた。
サイクルを回すポケモンであるが炎タイプでステロが1/4入ってしまうのがつらいところ。
モロバレル@黒いヘドロ
穏やか
219(236)-x-102(92)-105(0)-135(180)-50(0)
ギガドレイン クリアスモッグ キノコの胞子 目覚めるパワー炎
HB 補正有252振りメガガルーラの捨て身タックル確定耐え
ステロ+補正有252振りA+1メガギャラドスの氷の牙確定耐え
HD C+1補正有252ポリゴン2のトライアタック2耐え
C+2無補正252振りメガルカリオのラスターカノン確定耐え
陰湿オタクキノコ。メインウェポンのキノコの胞子とギガドレイン、起点回避のクリアスモッグまでは確定。ラストはイカサマと目覚めるパワー炎の選択だったが、クリアスモッグとの相性やパーティーで重いカミツルギの対策として目覚めるパワー炎を選択した。イカサマを切った弊害としてはメガゲンガーに滅法弱い点。長く居座ることはほとんどないので光合成の必要性は感じなかった。
再生力と下からのキノコの胞子は強力で周りの回復技が無くてもサイクルを回したり、起点づくりも可能。HDベースのためミミッキュに後出しはできないが対面からはキノコの胞子とクリアスモッグで処理が可能。不意の身代わりに注意すれば高い性能を持つ。
マリルリ@拘りハチマキ
意地 201(204)-112(252)-101(4)-x-102(12)-75(36)
じゃれつく アクアジェット 馬鹿力 叩き落とす→滝登り
バシャーモ入りの構築に勝つための枠。交換先に打ちやすい技として初期は叩き落とすを入れていたが、シーズン後半になるにつれてカバルドンの数が非常に増えたため滝登りに変更した。鉢巻きアクアジェットは強力でメガバシャーモ、ウルガモス、ドリュウズを上から一発でもっていく火力がある。
陽気 167(92)-189(188)-171(4)-x-131(4)-173(220)
HB ミミッキュの霊Zが12.5%の乱数一発
S 準速メガボーマンダ抜き
前期使ったのと技構成、調整共に同じ。バンギラスが苦手とするミミッキュやキノガッサ入りの対面構築に出していく。特に語ることはない運ゲポケモン。地震が欲しくなることもあるが切れる技はないので入れられなかった。
[選出]
基本選出というのは特にないがミミッキュ、マンダのいないパーティーにはバンギランド@1を選出することが多い。ミミッキュ入りにはグロス@2、マンダ入りにはバンギorグロス@2という選出をする。
多くはないが刺さっているパーティーには、バンギラスはメガしなくてもスペックが高いためグロスバンギの両選出をすることもある。
[きついポケモン]
上を取っているメガメタグロスとロトムに有効打がないため基本的に下から処理することになる。起点を作られればすぐに3タテされる
後出しできるポケモンがヒートロトムしかなく、ステルスロックを巻かれていると苦しい。Sが上がるカミツルギは降参。
バシャテテフ
バシャーモの処理をほとんどマリルリのアクアジェットに任せているのでサイコフィールド下のバシャーモが重たくなってしまう。
グロパンガルーラ
パーティー全体のSが遅いため一度積まれると止めるのが難しい。
バンギラス以外が弱く鬼火等を持っていると苦しい。
[感想]
今期使用したこの構築はシーズン序盤に考えた構築であり、並び、技構成をほぼ変更なしに1シーズン最後まで戦い続けることができたので、その点は非常にうれしく感じます。しかしながら軸としていたZランドロスが思っていたより選出できなかったり、カミツルギが非常に重くなってしまったりという反省点もありました。
ただ最初に自分が注目したZのポケモンから採用するという考えは間違ってなかったと思いますし、次もそうやってパーティー組もうかな~と思います。
瞬間1位を初めて取れたことや、メガバンギラスという新しく使ったメガ枠でここまでこれたことはめっちゃうれしいです。次のシーズンはSM最後のシーズンとなりますが、より上をめざしてがんばっていきたいです!
瞬間最高1位
メインROM 最高最終2117
サブROM 最高2116 最終1994
ここまで読んでいただきありがとうございました。